粟里市
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粟里市(あわざとし)は、岩田県の南部西寄りに位置する市で、県庁所在地である。2002年(平成14年)5月1日に米西市・青田市・台王市の3市の合併により新設され、現在の市域となった。2003年(平成15年)5月1日に政令指定都市に移行した。50万都市の1つであり、日本において24番目に多くの人口を有する市である。
目次
地理
位置
粟里市は、中部地方の南部東寄りに位置する。岩田県内においては南部西寄りに位置するが、県内で用いられる地域区分では「中央地域」に区分されることが多い。
市域は、東を名泉川、北を前山山脈、西を松羽丘陵、南を太平洋と境界としている。 粟里市の市域は東西48.76km、南北37.08kmにわたり、面積は817.63km2である。 岩田県内の市町村としては1番目に広い。
地形
粟里市の土地利用に影響してきた地理的・地形的構造は、おおまかに南から沖積平野部・台地部・丘陵部・山地部の4区域に分けられる。
沖積平野部
- 粟里湾に接する海岸線から活断層である永井町 - 根府線(NRの貨物線とほぼ同等の位置)にいたる地域である。概ね標高20m以下の低平な平野となっており、後背湿地や浜堤列が存在している。土地利用としては住宅地・工業地域のほかに水田も多く、沖積平野であるため、軟弱地盤も多い。苦竹などに排水不良地域が残り、内水面氾濫が発生する場合もある。
台地部
- 六南田川や狭瀬川の流域には幅数キロにわたり河岸段丘が発達しており、この地域が台地部として分類される。標高は概ね20mから200m。粟里市都心部はこの台地部にある。段丘面が発達しているために、勾配はさほど多くないほか、段丘礫層下には第三紀の基盤岩も見られるなど、地盤も安定している。六南田川や狭瀬川では貫入蛇行も見られる。
丘陵部
- 河川間の稜線部には丘陵が発達している。各丘陵は、ゆるやかな傾斜地が多く平地がほとんどない。第三紀の未固結岩によって構成されており、標高は概ね50mから500m。六南田川より北の丘陵は志布谷丘陵、六南田川と狭瀬川間の丘陵は六南田丘陵、狭瀬川と名泉川間の丘陵は赤葉山丘陵、名泉川より南は高建丘陵とも呼ばれる。各丘陵においては、大型住宅団地等の開発が行われており、秦立団地など原形をとどめないほどに大規模な土木工事が行われた例もある。